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加齢性黄斑変性に対する、抗VEGF療法のご説明

 


■ 眼の構造 ■

 

人間の眼は、外の景色が眼の奥の「網膜」に正常に映る事で見えています。カメラで例えると、フィルムに相当する部分です。デジタルカメラですとCCDに当たります。神経の塊であり、網膜が病気になると見えない、物が歪んで見える、一部見えない所ができる、などの症状が出ます。どんなに高級なカメラでもフィルムを入れていなければ何も映らないのと同じで、網膜が傷んでいると、他の部分がどんなに良くても眼は見えません。

 


■ 加齢性黄斑変性とは ■

加齢性黄斑変性とは、「網膜」で最も大事な部分である「黄斑(中心窩)」が侵される病気です。先進国で50歳以上の方における中途失明の主要原因であり、加齢に伴い増加し、喫煙者に多い事も知られています。

簡単に言うと、黄斑(中心窩)が「新生血管」という悪い血管によって障害されるために起こります。加齢性黄斑変性では、以下の様な症状がよく出ます。

 

 


■ 加齢性黄斑変性の治療 ■

手術、レーザーなど色々な治療法がありますが、現在主流なのは抗VEGF薬という薬による治療です。抗VEGF薬は新生血管の抑制を行い病態の進行防止、改善を行います。抗VEGF薬にも幾つか種類がありますが、当院では費用、効果などの面からアバスチン、ルセンティス、アイリーアを使用しており、クリーンルームである手術室で投与しております。


■ 加齢性黄斑変性以外の疾患への抗VEGF療法 ■

抗VEGF薬は加齢性黄斑変性以外でも、網膜静脈分枝閉塞症、糖尿病黄斑浮腫、近視性黄斑変性などの疾患に対し効果が認められています。