■ 手術前の検査 ■
メガネやコンタクトレンズは各人で専用の物が必要です。近眼の人のメガネを普通の人がかけるとクラクラして見えませんよね。
それと同じで、老眼治療で用いる「多焦点眼内レンズ」「調節機能付き眼内レンズ」も各人で専用の物が必要です。しかも、メガネやコンタクトレンズと異なり、しっくり合わなかったからといっても気軽に交換できるわけではありません(再手術が必要になります)。ですので、手術前にどれだけ精度良く眼内レンズを決めるかが最も重要になります。
専用の機械を用いて眼内レンズを決定するのですが、一般的には「超音波」を利用します。当院では「光干渉波&超音波」を併用し、従来の機器とは1ケタ違う測定精度を誇る「ツァイス社 IOLマスター500」を導入しております。また、角膜形状や生活環境などの要素も検討し、個々人に合ったオーダーメイドの、こだわりの老眼治療を行っております。
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□ Zeiss IOL Master 500 □
眼科検査用光学機器で世界に君臨するドイツZeiss社製。光干渉波を用いた画期的な製品、IOL master 300をさらに進化させ、光干渉波に加え超音波も併用する事でさらなる高精度を実現しております。 |
さらに、老眼治療においては乱視の程度や角膜形状も重要な要素です。そのため、一般の白内障手術以上の水準の精密検査を行なっています。具体的には、「角膜形状解析装置」を用いて眼の歪みを計測し、場合によっては老眼手術後にレーシックを行なって乱視や眼の歪みを修正できる体制を整えています。
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眼の歪みを解析する装置ですが、今までの装置では不可能だったWave front analyze(波面収差解析)も行うことが可能です。 |
レーシックで用いるZyoptixStationという検査機器です。眼球全体での波面収差を測定するZywaveと角膜での収差を測定するOrbscanUz、そしてこの2台の機器の検査データを統合し個々人の眼にあったオーダーメイドの治療プログラムを生成するサーバーコンピュータで構成されています。 |
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